11.メールの送信
11-1.新規メールの作成
フォルダビューワまたはメッセージビューワの“新規メッセージ…”ボタンをクリックするか、“操作”メニューの“新規メッセージ…”のサブメニューからアカウントを選択するとメールを編集するメッセージエディタが表示されます。
フォルダビューワまたはメッセージビューワの“新規メッセージ…”ボタンを普通にクリックすると初期設定で設定されている「デフォルトの送信アカウント」でメールを作成します。ボタンの上でしばらくマウスボタンを押したままにすると、アカウントを選択するポップアップメニューが表示され、特定のアカウントのメールを作成することができます。
メッセージエディタでは、タブによって、メール作成時に必要な各設定を分類しています。各項目は以下のような内容です。
- 宛先
宛先を入力します
- アカウント
送信アカウントや署名などを選択します
- その他
送出コードなどの詳細設定を行います
宛先欄の各項目は以下のような内容です。
- To:
通常のメールの送り先です
- Cc:
コピーの送り先です。「To:」に対して少し優先度が低くなります。
- Bcc:
コピーの送り先ですが、「Bcc:」に指定したメールアドレスは、受信側で表示されません。
宛先入力欄の「To:」や「Cc:」などのラベルの右側にあるボタンを押すとアドレス帳のグループやエントリを選択するためのポップアップメニューが表示され、そこからグループやエントリを選択すると、アドレス帳で定義してあるアドレスを宛先として指定することができます。また、キーボードから直接アドレス帳のグループやエントリの名前を入力することもできます。例えば、「友人」というグループの「A」というエントリを指定する場合は、‘:’で区切って「友人:A」と入力します。
【送信】
メールの編集が完了するとメッセージエディタの“送信”ボタンを押すか、“操作”メニューの“送信”から“今すぐ送信”を選択します。メッセージエディタの“送信”ボタンを押した状態でしばらくすると、“今すぐ送信”するか“後で送信”するかを選択するポップアップメニューが表示されます。「今すぐ送信」は、コマンドを実行した直後にメールの送信を開始します。「後で送信」では、メールを「送信待状態」として保存し、メール受信を実行したときに一括で送信されます。(初期設定で「メール受信時に送信待メールを送信する」がチェックされている場合にのみ一括送信されます)
【保存】
メッセージエディタの“保存”ボタンを押すか、“ファイル”メニューの“保存”を選択すると現在編集中のメールを「作成/送信控」フォルダに保存します。
11-2.メールの返信
受信したメッセージに返事を書くには、まず、メッセージビューワでメールを選択し、メッセージエディタの“返信”ボタンをクリックするか、“操作”メニューの“返信”を選択します。元のメッセージを引用したメッセージエディタが表示されますので、メールを編集し、送信します。
メールの返信には、以下の3通りのタイプがあります。
- 返信
通常のメール返信です。
- 送信者に返信
メーリングリストなどで、送信者と返信先のアドレスが異なっている場合などに、返信アドレスではなく、送信者に返信します。メーリングリストなどで個人宛に返事を書きたい場合などに便利です。
- 関係者全員に返信
メールの送信者だけでなく、メールを受け取った人全員に返信します。
11-3.メールの転送
受信したメッセージを他の人に転送するには、まず、メッセージビューワでメールを選択し、メッセージエディタの“転送”ボタンをクリックするか、“操作”メニューの“転送”を選択します。元のメッセージを引用したメッセージエディタが表示されますので、メールを編集し、送信します。
メールの転送には、以下の2通りのタイプがあります。
- 転送
普通にメールを転送します。
- 直接転送
元メッセージの送信者や送信日時の情報をヘッダに残したまま他の人にメールを転送します。
11-4.書類の添付
メールに書類を添付するには、メッセージエディタの“添付書類の追加…”ボタンをクリックするか、“操作”メニューの“添付書類の追加…”を選択し、ダイアログから添付するファイルを選択します。メール中で添付書類は、現在のカーソル位置にアイコンイメージとして挿入されます。また、Finderからファイルをドラッグしてメール本文中の適当な位置にドロップすることによって添付書類を追加することも可能です。メールを送信する際には、その書式に従って添付書類がエンコードされます。例えば、
こんにちは、
(添付書類のアイコン)
こんな書類を添付します。
のように作成されたメールをMusashiで受信した場合、メッセージビューワで見ると同じ形で表示されます。添付書類は、メッセージエディタ上でドラッグ&ドロップで位置を変更することができます。
添付書類を削除するには、通常の文字と同様に、アイコンの右側にカーソルを合わせデリートキーで削除します。
メールの文章の最後に添付書類を追加した場合、メールに署名が指定されていると署名の後に書類が添付されます。
11-5.テンプレートの使用
Musashiでは、よく使うメールの内容をテンプレートとして保存しておくことで、簡単に定型フォーマットのメールを作成することができます。例えば、何かのお知らせメールなどで、相手の名前の部分を「**様」としておいて、その部分だけを変更してメールを送信するというように使用することができます。
テンプレートを使用するには、“ファイル”メニューの“開く”から“テンプレート…”を選択すると、テンプレートを選択するダイアログが表示されます。そのから使用するテンプレートを選択すると、テンプレートを含んだメッセージエディタが表示されます。
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